英語学習を進めるうえで、「どの単語から覚えればいいのか?」というのは、多くの人が直面する悩みです。そんなときに指針になるのが NGSL(New General Service List) です。
このリストは、現代の英語で最もよく使われる約2800語をまとめた語彙リスト。実はこの2800語を知っているだけで、新聞・ニュース・ビジネス文書・映画・会話など、日常の英語の約90%をカバーできるとも言われています。
NGSLって何?
NGSLは、2013年に言語学者チャールズ・ブラウンらによって開発されたリストで、かつての「GSL(General Service List)」の現代版です。数十億語規模の最新の英語コーパス(言語データベース)に基づいて作られているため、古くなった単語や使われにくい語彙を除き、今の英語に本当に必要な語彙だけを精選しています。
たとえば、NGSLに含まれる単語には以下のようなものがあります:
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time(時間)
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way(方法)
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system(制度)
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include(含む)
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develop(発展させる)
いずれも、英語で何かを読んだり聞いたりするときに、頻繁に目や耳にする重要語ばかりです。
なぜNGSLが効率的なのか?
語彙学習は「どの単語を選ぶか」で効率が大きく変わります。英語の全単語数は100万語以上とも言われますが、その中の上位2,800語(=NGSL)を押さえるだけで9割の文章が理解できるのです。つまり、まずはこのリストに集中することで、「少ない労力で大きな効果」が得られます。
さらに、NGSLは多くの学習アプリや教材でも採用されており、クイズ形式やフラッシュカードで反復練習するのにも適しています。無料の学習ツールとしては、以下のようなものがあります:
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Quizletなどの単語帳アプリ
NGSLの単語をもっと深く知りたい方へ
このブログでは、NGSLに収録されている各単語について、意味・例文・類語との違いなどを一つひとつ丁寧に解説しています。
「単語リストを眺めるだけでは頭に入らない」「実際の使い方を知りたい」という方は、ぜひ他の記事もあわせてご覧ください。
NGSLは語彙学習の“最短ルート”
英語を本気で読める・聞けるようになりたいなら、NGSLは最初に取り組むべき語彙リストです。
いきなり難しい単語やイディオムに手を出す前に、「頻出語」から土台を固めること。それが語学習得の近道です。
NGSLで学んだ語彙は、TOEIC・英検・英会話・留学準備など、あらゆる場面であなたの武器になります。まずはこの2800語の中から、1日5語ずつでもコツコツと覚えていきましょう!